髪の光沢（ツヤ）を解析するユニークな装置

シャンプー、コンディショナー、ツヤ出しスプレーなど、あらゆるストレートヘアの製品の効能を評価するために多くの実績。

装置本体

画像センサーヘッド、スライド式シリンダーを備えたIn Vitro筐体、ユーザーフレンドリーな専用ソフトウェア。毛髪サンプルは、装置内をスライドする円筒形マウント上に配置されます。画像センサーヘッドの側面に配置された回転アームを使用すればIn Vivoでの測定も可能です。

以下の毛髪の光沢特性を数秒で完全に解析：
・偏光イメージングセンサーによる鏡面および拡散イメージ
・鏡面、拡散、彩度の角度プロファイル
・数値データ： 光沢、光強度、輝度帯域幅など
 

平行偏光状態と交差偏光状態の2つの画像を連続して取得。これにより従来のカメラや目で見た画像を、鏡面と拡散の2つの画像に分解することができます。
 
鏡面画像は、毛髪表面で反射された光（表面反射と裏面反射）のみによって形成されます。この画像には光沢と彩度の情報が含まれており、毛髪サンプルの光沢を評価するために直接的に使用されます。
 
拡散画像は、髪の内側から来る散乱光によってのみ形成されます。画像には色情報が含まれています。
 
仮に表面の反射である”輝き”には色情報が含まれていないとすると、輝きと彩度の仮想プロファイルは、カラーベースのアルゴリズムを使って鏡面画像から計算できます。 輝度プロファイルは白黒で、彩度プロファイルはすべての色情報を含みます。毛髪繊維で散乱された光は、輝度、彩度、拡散の3つの成分に分解することができます。
 
これらの画像から、光強度、角度プロファイル、色分布を含むいくつかのパラメーターを測定することができます。ライヒ・ロビンス、TRI係数、BNV社独自のBNT係数など、毛髪の光沢に関するいくつかの公式が、毛髪サンプルの光沢を特徴付けるために直接使用できます。