ポータブル極小面光沢計 SkinGlossMeter

主な特徴

ポータブル極小面光沢計

正反射のみ、肌の湾曲部分でも無理なくテカリ、ツヤの測定が可能。新たにテクスチャーの荒さ測定も。

極小面からの正反射により肌の光沢、直接的なグロス(ツヤ、テカリ)の測定を実現します。化粧品の製品開発に従事する研究グレードの光沢(ツヤ、テカリ)計です。通常の皮膚にとどまらず小鼻、爪等の湾曲部位からの測定も可能です。
 
表面反射、肌の内部散乱と合わせてメーク等のグロス、テカリやツヤの評価に用いる機器は従来から広く使用されています。これらは直接的なグロスの測定とは言えない場合が多く、測定を元に間接的に画像解析からグロスを見積もっているケースが多々見られました。また元来仕様的にメークを使った販促機器等もあり、製品開発に従事する研究者向けでない側面も持っています。
 
「ポータブル極小面光沢計 SkinGlossMeter」はこれらの課題を克服してグロス、テカリやツヤの評価を極小部位で行いたい化粧品研究者・技術者のために開発されました。
◎国際標準のグロスの定義をベースにした光沢計
◎従来型の高感度な光沢計と相関
◎ポータブルでハンドヘルド
◎測定、データ転送はスイッチを押して5秒程度
◎極小スポット、湾曲部位での測定が可能(爪、唇、頭皮等)
◎測定面に接触させて使用できる
◎コンタクトプローブの先端は取り換え可能
◎測定データをワイヤレスでパソコン上の専用ソフトに転送
◎ワイヤレスをオフにして本体表示でスタンドアローンの使用も可能
◎測定時間は数秒程度
◎便利な充電式(Li-ion電池駆動)
 
1)化粧品産業用研究機器 2)国内技適済みワイヤレスモデム内蔵

部位別テカリの比較

アプリケーション

  • 皮脂によるテカリの評価
  • スキンタイプの判別
  • メイクアップ製品のテカリ測定
  • マニキュア、口紅の光沢測定

測定の仕組み

光沢の測定の原理

光沢の測定の原理

グロスとは表面が光を正反射する際の特性を表す、直接的に光が跳ね返ってくるような状態です。
 
SkinGlossMeterではの測定対象からの正反射してくる光のみ測定を行います。これにより肌のグロス又はテカリを数値化しています。機器先端から出た光は肌に当たった時と同じアングルで機械に戻ってきます。
 
635nmの赤色ダイオードレーザー(クラス1M)を使用することで肌表面に50μmという極小のスポットで測定できます。また赤色であるため肌からの反射も適切に行われます。
 
グロスの値は内蔵のフォトディテクターで光を集め、強度の数値に置き換えた相対値として表示されます。
 
レーザーの出力は正確な測定のため安全・適切なものが選択されており1mW未満を採用しています。(IEC60825-1においてClass1M)

文献リスト

SkinGlossMeter – A novel device to measure skin gloss (ISBS 2009 Poster) Aki Immonen1, Kari Myller2, Jouni Nuutinen1 and Tapani Lahtinen3
1Delfin Technologies Ltd, Kuopio; 2MGM-Devices Ltd, Joensuu;
3Department of Physics, University of Kuopio, Finland
 
Cho, Changhui et al. 2019. “Age-Related Biophysical Changes of the Epidermal and Dermal Skin in Korean Women.”
Skin Research and Technology 25(4): 504–11.
 
Kim, Do Un, Hee Chul Chung, Changhee Kim, and Jae Kwan Hwang. 2017. “Oral Intake of Boesenbergia Pandurata Extract Improves Skin Hydration, Gloss, and Wrinkling: A Randomized, Double-Blind, and Placebo-Controlled Study.”
Journal of Cosmetic Dermatology 16(4): 512–19.
 
Seo, S. R. et al. 2017. “Measurements of Scar Properties by SkinFibroMeter®, SkinGlossMeter®, and Mexameter® and Comparison with Vancouver Scar Scale.”
Skin Research and Technology 23(3): 295–302.
 
Lee, Dong Eun et al. 2015. “Clinical Evidence of Effects of Lactobacillus Plantarum HY7714 on Skin Aging: A Randomized, Double Blind, Placebo-Controlled Study.”
Journal of Microbiology and Biotechnology 25(12): 2160–68.
 
Ryu, J. H. et al. 2014. “A Quantitative Evaluation Method of Skin Texture Affected by Skin Ageing Using Replica Images of the Cheek.”
International Journal of Cosmetic Science 36(3): 247–52.

 
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