繊維・毛髪疲労試験機 CYC802 

主な特徴

繊維・毛髪疲労試験機 CYC800 
 

天然繊維・毛髪への反復負荷による疲労試験に。

疲労試験では試料に破損が発生するまで反復して負荷を与えます。試料にヒビや構造上の問題がある場合、低サイクルで破損が発生します。これにより素材自体の特性や成分の効果を事前に予測することができます。
 
同様の方法で素材の寿命や非破壊でのサバイバル率の算出が可能です。新素材の評価やヘアケア製品等が毛髪に与える影響の評価に役立ちます。

 

オートメーション

 <自動装填システム ALS1500>を備えた自動システムでは1台で最大50本までの試験を途切れなく行うことができます。また本試験機を複数台搭載して試験時間を短縮するシステムの構築も可能です。
 
<自動装填装置ALS1500>でカセット上に用意した50本の試料を真空アームにより1本ずつピックアップします。試料は測定ステージに搬送後、自動でレーザーによる直径測定と引張試験を順に行います。
 
動画では4機の以前のCYC802を搭載して疲労試験を行なっています。小さなクラックでも自動で感知して試験機を停止、破損した試料を戻し、新たな試料を装填して試験を継続します。4機を同時に制御することで時間がかかる疲労試験を高速化できます。

試験・測定方法

繊維・毛髪疲労試験機のシステムチャート
 
毛髪疲労試験での毛先と毛根の比較

煩雑・長時間の反復作業を自動化、充実のモード設定

ボイスコイルアセンブリによる線形作動機により動作距離、速度、加速等のプログラム制御を行います。モニターは非接触のエンコーダーにより行われ、サーボ装置により位置や速度情報を自動で制御します。
 
蓄積されたデータのレビューや再解析は測定終了後いつでも可能です。ダウンタイムの有効活用により大幅な生産性の向上が可能です。また自動化により正確なデータ収集も可能になります。

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